レファレンスコード 19670408A
記述レベル 個人・関連団体文書/教員個人文書
名称 林威文書
原蔵者 林威(はやし たけし、1904-1996)は、1943(昭和18年)から1967(昭和42年)停年退官まで東北(帝国)大学の理学部物理学第1講座(電磁気学)の教授を務めた人物である。1926(大正15年)の卒業から退官まで東北(帝国)大学で研究に従事し、具体的には、X線分光学、金属・合金のX線吸収スペクトルに関する研究を中心に業績がある。さらに、仙台空襲の際に理学部の施設・設備が多く焼失・損傷したことを受け、復旧に尽力している。 教養部運営委員会評議員として新制大学への機構改革、教育学部からの教員養成課程分離と宮城学芸大学設置問題に関わるほか、理学部同窓会組織である自修会でも参与及びテニスプレーヤーとして活躍している。
内容 物理学第1講座(電磁気学)の教授であったため、物理学教室(理学部物理学科)の運営にに関する資料を多く含む。特に、仙台空襲後の理学部物理学教室の戦災復旧関係文書が注目され、また被災状況確認のために使用されたと思われる、創立以来の機械台帳は科学史研究の素材としても貴重。このほか教養部の運営や理学部自修会資料、学生時代の受講ノートなども含む
年代 おおよそ第二次世界大戦後、1950(昭和25年)前後のものが多くを占める。
数量・編成 13点の資料を、T−物理教室戦災復興関係資料、U−学内行政関係資料、V−自修会関係資料、W受講ノートの四種に区分して整理。一部については内容項目(件名)まで目録に示し整理した。
伝来 本文書群は、1967(昭和42年)の定年退官に伴いご本人より寄贈されたものである。
データ公開日 2012年3月30日
公開条件 当館利用規則に基づき公開いたします。
利用・複写条件 原資料を閲覧していただきます。複写は利用者本人または業者委託による写真撮影となります。電子複写はできません。
参考文献件 『東北大学百年史』第5巻、2005