レファレンスコード 19721019A
記述レベル 個人・関連団体文書/教員個人文書
文書群名 千葉胤成文書
原蔵者 千葉胤成(18841972)は、宮城県出身の心理学者です。明治42年(1909)に京都帝国大学を卒業し、同大学の講師・助教授を経て、大正11年(1922)から昭和15年(1940)まで東北帝国大学の教授を勤めました。その後、満州国(当時)の建国大学、新潟大学、日本大学などで教鞭をとりました。研究面では、固有意識学説の提唱、“Tohoku Psychologica Folia”の創刊で知られ、その他法文学部の創設やWunt文庫の購入など、東北帝国大学の文科系の研究・教育に大きな足跡を残したと称されます。
文書群の内容 心理学者としての業績に関わる、固有意識や感情、「気」などに関する原稿・メモ類が中心ですが、広い関心を反映する日本伝統芸術やインド哲学への興味を示す資料も見られます。また、勤務していた東北帝国大学、宮城県教育研究所、新潟大学や、関わりのあった日本心理学会などの関係資料、著作送付への礼状等を含みます。
年代 1923年〜1971
数量・編成 1004点を、T 研究教育関係(739点)、U 東北帝国大学法文学部関係(34点)、V 宮城県教育研究所関係(5点)、W 新潟大学教育学部関係(27点)、X 学会関係(50点)、Y 書簡(149点)に分類してあります。
伝来 昭和47年(197210月に、当時教養部に所属していた黒田正典教授の仲介により、ご遺族から寄贈されました。
データ公開日 20116月1日
公開条件 当館利用規則に基づき公開いたします。
利用・複写条件 原資料を閲覧していただきます。複写は利用者本人または業者委託による写真撮影となります。電子複写はできません。
参考文献等 安倍三郎「千葉胤成先生の業績」(『文化』18-51954年)、千葉胤成「“たましい”を追うて−わが“こころ”の旅路−」(『千葉胤成著作集』4、協同出版、1972年所収)、「千葉胤成業績目録」(『千葉胤成著作集』2、同前)